社会人3年目で退職をし、カナダにCo-op留学をしておりました。昨年帰国をし、就職活動や引っ越しを経た現在、社会人留学について皆さんに知っておいていただきたいことを書きたいと思います。
20代での社会人留学はありか?
まずは結論からお話させてください!
ただし、行き当たりばったりではなく帰国後を意識して留学する必要がある。
私の留学のきっかけ
大学時代に留学生を支援するボランティア活動を行ったり、短期留学を経験したりする中で、旅行など短期間の滞在ではなく実際に日本とは違う国の住民となってその国の文化に触れてみたいと考えていました。また、海外の映画やドラマへ憧れもあり、自分の目でその世界を見たいと考えておりました。
学生時代は行動する力がなく長期での留学に行くことができませんでしたが、社会人になり一人暮らしをしたりお金を貯めたりする中で、自分に自信が付き今なら行動できる!と思い実際に留学を実現させました。
留学の目的について
海外の方々と関わることが好きだったので、英語を活かしてグローバルに働くことができるスキルを身に着けたい、留学したいけど踏み出せなかった過去の自分と同じ状況にいる方々の助けになりたいという思いがありました。
目的は達成したの?
当初の目的とは変わってしまいましたが、留学を通じて自分の本当の思いに気づき、前職に戻るという決断をしました。グローバルに働く環境ではありませんが、尊敬する先輩方のいる場所でキャリアを築いていきたいと思っております。また、チャンスがあれば社内公募に応募して海外と関わる部署にも挑戦したいと思っております。
自分で実際に留学に行くことで、海外への憧れを果たすことができ、今は趣味として国内から訪日外国人の方や留学生の方々を支援することに携わろうと考えております。
社会人留学の注意点
長い人生の中で1年なんて誤差だから、キャリアを気にせずに留学しよう!と意気込んでいた私ですが、何度も壁にぶつかりました。留学する前に皆さんに知っておいてほしいことを共有させてください。
留学すること自体を目的にすると帰国後の目的を失ってしまう
留学をしていると、目の前のことに夢中になり、留学前の目的や帰国後のビジョンを考えることなく日々を過ごしてしまいます。永住や旅行などとは違い、留学をしたら帰国後の生活が待っています。その現実に目を背けることなく意識しながら留学をすることで帰国後の時間を無駄にすることなくより良いものにできると思います。
キャリアを捨てたという罪悪感がでてくる
私は社会人3年目で留学をしましたが、順調にキャリアを築いている周りの友人を見ていると将来の自分が心配になることが多くあり帰国後の就職活動でとても焦ってしまいました。焦らずに自分のキャリアを考えるためには留学中から帰国後のビジョンを持って準備しておくことが大切だなと強く思いました。
留学前にエージェントの方々とキャリアビジョンについても相談しておくと安心です!
まとめ
留学をしなければ気づくことのできなかった自分の思いにも気づくことができ、学びの多い期間となりました。ただ、留学中は新たな環境に慣れること、限られた時間を精一杯楽しむことに夢中で帰国後のビジョンを持つことができていませんでした。
最初に立てた目標や自分の考えを常に振り返ることで、貴重な留学期間をただの楽しい時間から自分のキャリア形成につながる実のある期間に変えることができると思います。
社会人留学は学生での留学と違い、自分で全てを決める必要があるため自由度が大きい分責任を伴います。帰国後の時間を有意義に使うために計画をしっかりしましょう!